ソニー、中国でSTEAM教育業界に参入

ソニーは中国のSTEAM教育*1業界をターゲットとしたサービス、KOOVを北京で発表。

KOOVは、STEAMのカリキュラムに特化した、教育用ソフトウェアとブロックなどの理解促進用パーツを複合させたツール。主に幼児から小学生レベルのプログラミングロジックと構造理解を深めることを支援する。KOOVは、学校やコミュニティにおける教室やコンテスト、eラーニングなどを統合すること可能なプラットフォームでもあり、教育の効率を大幅に向上させ、プログラミングの知識を短時間で提供する。

ソニーはかねてより中国の教育機関と提携し、中国における教育の理解に努めてきた。これまでに北京師範大学、南京師範大学、東華師範大学など、教育者を育成する主要機関と提携を結んでいる。Equal Ocreanの報道によると、Sony Global EducationのCEOである磯津正明氏は「中国は世界で最も重要な教育市場の1つである。中国で最初に製品を発売するのはこのため。STEAMの人材に対する需要が急増しており、我々は新たな教育エコシステムを設立していきたいと考えている。近い将来、より多くのSTEM教育商品を提供して行きたい」、と先述の大学との合同カンファレンスで語った。KOOVは現在北京、上海、広州を含む中国の第一級都市をターゲットとしているが、長期的なコミットメントにおいて、将来的には低層都市でさらに拡大する計画であるという。*2

KOOVはソニー・グローバルエデュケーション社が2015年に提唱した初等教育向けカリキュラム「STEM101」の流れをくむ知育玩具およびそのサービスプログラムを含んだブランド名。

STEM101は数学的論理思考育成のThink、ロボット・プログラミング力育成のMake、実験、探求力育成のFeelから構成されるデジタル教材。

KOOVは、日本では2017年に個人向け教育キットとしてされていたが、教育者向けのキットはこの北京での発表が世界初であった。

https://www.sonyged.com/ja/2016/09/14/news-ja/stem101-think-release/

*1 STEAM教育
Science, Technology, Engineering, Art, Mathematicsの頭文字をとったもので、現代における学校教育の基幹プログラムと目されている。2000年代にアメリカで提唱されたSTEM教育にArtを加えたもの。STEM教育は科学技術開発力向上のために推奨される教育制作およびカリキュラムとされていたが、国や機関によってはこれを不十分とし、Artを加えてSTEAM教育とすることがある。


出展:
*2 Equalocean.com(2019), Sony Enters China's STEAM Education Sector, retrieved at September 2nd, 2019 from
https://equalocean.com/education/20190829-sony-enters-chinas-steam-education-sector

参考記事:
ソニーKOOV教育者キット
https://www.sony.com/koov/educatorkit
ソニーグローバルエデュケーション--- STEM101
https://www.sonyged.com/ja/2016/09/14/news-ja/stem101-think-release/

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