DXの実現を目指す会社の土壌を育てるAIを使った日本サービス

Anewsというサービスをご存じだろうか。

AIがチームに最適なビジネスニュースを選び、毎日配信するサービスだ。文章解析AIを用いてニュースをキュレーションし、チームメンバー間で共有できる。AIが選ぶニュースは、社員それぞれにあわせてパーソナライズされていたり、チームや部門で設定したテーマに沿って選別されている。加えて、ニュースにコメントをつけて、他の社員とコミュニケーションできる機能もあり、知識を得るだけでなく、コミュニケーションが活発になる工夫もされている。

 

 

利用企業の中には、当初は特定の部門でしか導入していなかったが、組織全体の意識を変えるために全社で導入するに至ったケースも増えてきているそうだ。

「組織の中から100名、200名の変革人材をピックアップして、彼らが中心となって情報感度を上げ、情報流通とコミュニケーションをすることで熱を高めていく。そしてその熱がさらに組織に広まる。そうした動きが出てきています」

代表取締役CEOの林氏はTechcrunchのインタビューでこう語った*1。

Slackやチャットワークで情報共有を頻繁に行っている会社もあるだろう。AnewsはAIがニュースをピックアップすることで幅広いニュースや知識に触れることになり、枠にとらわれないアイディアや、思わぬ会話が生まれる可能性は上がるはずだ。

 

 

ほかにも、社内での情報共有ツール「Nerve」を提供するビヘイビアは3月25日、シードラウンドにおいて、第三者割当増資および融資による総額約3500万円の資金調達を実施したと発表した*2。

誰でも・いつでも・どこでもノートを書いて共有できる―――Nerveは、業種・職種を問わず活用でき、整理不要のクラウドベースの社内向け情報共有ツールだ。蓄積された情報をAIが自動で整理し、関連するノート同士をキーワードの共通性で判断し自動でリンク。整理整頓の手間もなく必要な時にすぐに見つけられ、会社専用のWikipediaのように活用できる。同じようなサービスにQiita Team、esa.io、Kibelaなどがあるが、AIで自動分類、リンクされるという点で新しい。整理を気にせず気軽にノートを書き始められるため、習慣としてノートを書くようになり、知識のアウトプットが活発になる。

 

DXの実現の前に、まずアイディアを生み出す土壌を整備する。コロナ禍でリモートワークとなり、これまであった業務の間の雑談、情報共有が減ったと感じる方も多いだろう。会社のメンバーのコミュニケーションを引き出し、アイディアの生まれやすい環境を作り出すことはDX実現への第一歩だと言えるはずだ。

参考情報:
Anews(2021), https://stockmark.co.jp/product/anews/
Nerve(2021), https://nerve.behavior.co.jp/
引用情報:
*1
TechCrunch(2021),DXに必要なのはイノベーションを生み出す土壌、社員の情報収集とコミュニケーションを加速する「Anews」でDXを推進, retrieved from
https://jp.techcrunch.com/2021/03/12/dx-stockmark-anews/ , 2022.04.22

*2
TechCrunch(2021), 整理不要の情報共有ツール・社内Wiki「Nerve」を手がけるビヘイビアが3500万円を調達, retrieved from
https://jp.techcrunch.com/2021/03/25/behavior-nerve-fundraising/ , 2022.04.22

※編集部注:TechCrunch Japanの引用記事は、引用当時に存在していたURLを掲載しています。同サイトは2022年5月1日にて閉鎖となるため、リンク先記事が消失している可能性があります。

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