AI/人工知能を使ったリーディング/ライティングの補助ツール
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機械学習の手法のひとつ、ディープラーニング。それは人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる。
Ctrl-Fは、Hebbia(ヘビア)が開発する全文検索サービス。開発した企業Hebbiaはスタンフォード大学博士課程に在籍するGeorge Sivulka(ジョージ・シバルカ)氏を中心とする2020年8月に設立されたスタートアップ企業だ。
Ctrl-Fが一般的な全文検索と違うのは、質問をすればAIがその質問を判断し、質問内容に関連した部分をハイライトしてくれるということだ。これにより、明確なワードの指定をしなくても、質問内容に合わせて時間なら時間、場所なら場所に関すること、といったように、知りたいことに関することが書かれている箇所が把握できる*1。
Hebbia公式サイト*2ではメールアドレスと簡単なアンケートに回答すればβテストが可能としている。β版では英語のみにしか対応していないが、これらが一般的、及び世界的に使用できるようになれば仕事の効率アップに繋がることは間違いないだろう。

一方で、AIを使ったライティングの補助ツールも開発されている。
Writer(ライター)*3は、文章を打ち込んでいる際に指定のスタイルガイドや価値基準から外れている言葉を入力すると、その場でアラートが上がるサービスだ。
彼らは、事業を拡大するために500万ドル(約5億3000万円)を調達した。Writerの創業者兼CEOのMay Habib(メイ・ハビブ)氏は「企業は自分たちの発言を裏付ける行動をしようと躍起になっている。ユーザーとの接点があるすべての場所で、一貫性のあるメッセージを発信できるようになりたいと考えているためだ。そこでWriterは、配慮に欠けた言葉やネガティブに受け取られかねない表現が文章に含まれていた場合に、それを作成者に知らせるサービスを提供し、企業がブランドのガイドラインを設定するサポートをしている」と、Techcrunchのインタビューで語った*4。こちらも公式サイトで無料でトライアルが可能だ。
炎上とコンプライアンスに社会全体が神経質となっている現代、企業及び個人の発信内容にはあらゆる可能性を考慮し慎重になることが求められており、日々考慮すべきことは増え続けている。Writerはそんな発信する立場の心配事を減らしてくれるだろう。
何を書くか、文章から何を読み取るか、は人間の仕事ではなくなり、AIが肩代わりする時代が近づいているのかもしれない。

 

*1 TechCrunch(2020),Hebbia wants to make Ctrl-F(or Command-F) actually useful through better AI, retrieved from
https://techcrunch.com/2020/10/28/hebbia-wants-to-make-ctrl-f-or-command-f-actually-useful-through-better-ai/
*2 Hebbia(2020), https://hebbia.ai/
*3 Writer(2020), https://writer.com/
*4 TechCrunch(2020),偏見や不適切な語調を検知するAIスタイルガイドサービスWriterがシードラウンドで約5億円を調達, retrieved from
https://jp.techcrunch.com/2020/10/19/2020-10-02-writer-pens-a-5m-seed-round-for-its-ai-style-guide-that-flags-bias-and-tone/

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