ネットショップ開設サービス「STORES」が「STORES 予約」を活用した「ワクチン接種予約システム」を無料提供

無料ネットショップ開設サービス「STORES」など商売のデジタル化を支援するヘイ(hey)は5月28日、全国の市区町村で実施される新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関して、オンライン予約システム「STORES 予約」(ストアーズ 予約)を活用した「新型コロナワクチン接種予約システム – STORES 予約」を5月から無料提供すると発表した*1。無料提供期間は2022年3月31日まで。

出典:STORES予約(2021), https://stores.jp/reserve

STORES予約には、「集客・予約・顧客・決済」の管理を行える機能がそろっており、今まで予約管理システムを運用したことがない人でも簡単に使える仕組みとなっている。施設の利用予約や確定申告相談の予約受付など幅広く使われている。
今回新型コロナウイルスワクチン接種で利用する自治体・病院・事務局に無料で提供されるのは月額6万円相当の、予約数無制限でSTORES 予約の全機能が利用可能なプランだ。
これにより、高度なセキュリティが担保された環境において、自治体と各病院間で、予約状況、在庫状況の一括管理が可能だ。コールセンター(協力会社) も提供可能なため、住民(ワクチン接種を受ける人)の電話を受けて代わりに予約することもできる。
すでに北海道や京都府、大阪府、兵庫県などの複数の医療機関・自治体に導入されており、2021年5月27日発行「神戸新聞」にも取り上げられている。

ヘイ(hey)はコーポレートサイトにて、「実店舗を持つ事業者への調査(「実店舗を持つ事業者の新型コロナウイルス影響」2020年11月27日〜12月1日、回答者数849名(自社調べ))によると『コロナの影響により売上が50%以上減少』と回答した事業者の約半数が、30人未満の規模の個人・中小事業者でした。コロナによる売上減少・経営へのダメージが大きいことがうかがえます。このような社会状況をふまえ、一日でも早く事業者の皆さまがお商売に集中できる日を迎えるには、早期のワクチン接種完了が重要であると考え「新型コロナワクチン接種予約システム」を無料提供するに至りました。」と発表した。

本システムを利用することで、自治体職員は予約受付や手入力業務の軽減が見込め、また地域のワクチン在庫数と接種数の一括管理ができ、接種状況をリアルタイムに把握することも可能となる。利用者側は、場所や時間を問わず24時間オンライン上でもワクチン接種予約の手続きを完了することができる。今回の STORES 予約の無料提供がワクチン接種の利便性向上に役立つことは間違いないだろう。

 

参考情報:
STORES(2021), https://stores.jp/
STORES予約(2021), https://stores.jp/reserve
hey(2021), https://hey.jp/

引用情報:
*1
Techcrunch(2021), ネットショップ開設サービス「STORES」が「STORES 予約」活用の「ワクチン接種予約システム」を無料提供開始, retrieved from https://jp.techcrunch.com/2021/05/28/stores-vaccine/ , 2021.06.05
*2
hey(2021), STORES 予約を活用した「ワクチン接種予約システム」を無料提供、複数の医療機関・自治体で採用決定, retrieved from https://hey.jp/news/press/2021-05-28-reserve-vaccine-2.html

※編集部注:TechCrunch Japanの引用記事は、引用当時に存在していたURLを掲載しています。同サイトは2022年5月1日にて閉鎖となるため、リンク先記事が消失している可能性があります。

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